電話占い×まとめ

電話占い情報のまとめサイト

  • 本物の占い 普及プロジェクト
  • uranai99.net

電話占いと沖縄のユタ

沖縄の伝統的な霊媒師のユタとはどのような存在なのでしょうか。また、沖縄のユタと電話占いの間にはどのようなつながりがあるのでしょうか。

No.4

イタコとユタ

沖縄のユタとは

沖縄のユタ

降霊や口寄せによって、霊的相談を解決したり願望成就したりするイタコ。このイタコに似た存在として知られるのが、沖縄県や鹿児島県の奄美諸島で活動するユタです。肩書き上は霊媒師となり、霊的な助言や解決、厄除けの祈願など神社の宮司に近い活動を民間で行なっているのです。イタコ霊能者ほど死者の霊や生き霊、悪霊や邪霊と接することもなく、占い師と霊能者(霊媒師)の間くらいと言って良いでしょう。

ユタの活動

ユタが主に請け負うのは、部落や村落などの集落の家々における相談の解決とされます。占い師と同じように、運勢を鑑定したり吉凶の判断を下したり、災いを未然に防ぐおまじないや病気平癒の祈願を施したりを主な役目としています。ただ統計学的な占い結果を元にしていない点が、占い師とは異なる部分だと言えるでしょう。ユタもまた、呪術的な信仰を元にしているのです。

「医者半分、ユタ半分」と言われるほど、沖縄の人々には信仰をされるユタではありますが、科学技術の発達した現代においてはユタへの信仰は迷信であるとされ、ある種の蔑みを持って見られるケースもあります。そのため、ユタの呼称を用いないで、神人(カミンチュ)、御願者(ウガンサァー)などと呼び方を変えて活動しているユタも存在します。

イタコとユタの違い

広い意味で“相談の解決に霊的な力を用いる”といった共通点はあります。ただしイタコの場合、口寄せによって降霊させる霊の対象は、神仏霊や死者の霊、生きている人の生き霊や魂など、実にその霊媒術の及ぶ範囲は広いと言えます。一方でユタの場合、基本的には神への祈願だったり、神の託宣を神がかりになって受けるといったり、割と限られた能力になってしまうと一般的には言われています。そのことからも、恋愛・仕事・対人・心霊・開運など悩み事も多様化している現代においては、幅広い相談事に対応できるイタコの霊媒術・霊能力が重宝されるのも、やむを得ないことなのかもしれません。しかしながら後継者不足に陥り、将来性という意味で不安を抱えているのがイタコ霊能者の方であることは皮肉なのかもしれません。

イタコとユタを使い分ける

もちろん、青森県や東北地方の人ならイタコ、沖縄県や奄美諸島の人ならユタと使い分けるでしょう。昨今は電話占いの形態で、青森県や東北地方のイタコと直接電話で相談ができるサービスも多々あります。高い霊能力、霊媒術を有するイタコに、実際に対面で相談を持ちかけるのと同じレベルの相談が、全国どこに住んでいても電話一本で行なえるため、とても人気を博しています。いっぽうユタの場合、どうしても高い的中率や未来の透視などと言った高い霊能力を求める相談においてイタコに及ばないところがあるため、わざわざ沖縄まで足を運ぶ人は皆無と言えるのです。また電話占いでユタに相談できたとしても、イタコのように口寄せした際は死者と同じ声になるといった風に、明らかな変化は見られません。つまりユタが神がかりになったかどうか判別しにくく、本当に神託をもらえるのか不安が大きくつきまとうのです。またそこまで深刻さを伴わないユタへの相談なら、もっと身近な神社の宮司などに相談して祈祷を受ける方が早いというのも頷けることでしょう。