霊能電話占いの中で新たに生まれてきたニーズ

電話占いの霊能鑑定で祈祷術や呪術を担当しているのは、いわゆる行者系と呼ばれる霊能者たちです。彼等は真言宗や天台宗の密教呪術(加持祈祷)、あるいは法華宗や修験道、神道などで行われる独自の祈祷法や道教、陰陽道の霊術、霊符術などを修得した霊能者たちで、従来は祈祷師あるいは俗に拝み屋さんなどとも呼ばれていました。電話占いの普及とともにこうしたプロの祈祷師たちが新たに業界へ参入するようになり、霊能鑑定はただ単に物事を的中させたり、アドバイスを通して悩みを解決したりするだけのものではなく、祈祷術や呪術を用いて願望達成をサポートするという側面が強くなってきました。

現在では霊能鑑定を専門とするほとんどの電話占い会社で、その鑑定メニューの中に祈祷術あるいは呪術に関する項目を取り入れています。電話で手軽に本格的な祈祷を受けることができるという利便性もあって利用者の数はかなり多く、霊視や霊感による普通の霊能鑑定よりも人気が高くなっている傾向があります。

対面でも電話占いでも祈祷の効果に差異はない

電話占いで祈祷・呪術鑑定を受けたことのない方は、本当にそんなに簡単にできるものなのか……と疑問に感じるかもしれません。また、どの実際にどの程度の効果があるのかも不安なところではないでしょうか。霊能者の側からすれば、実際に対面して祈祷するのも、電話を通して祈祷するのも効果の点においては全く変わらないというのが事実です。ただし、それは霊能者としても祈祷師としても本当に高い実力を有している術者に限られます。電話占いで祈祷や呪術を受ける際には、その会社や霊能者の評判などをよく吟味した上で鑑定を申し込むのが無難でしょう。

鑑定中に執り行う祈祷と後日あらためて執り行う祈祷

一概に祈祷術と言っても、そこには祈願内容に応じた難易度の違いがあります。比較的簡単な祈祷や呪術であれば、決められた鑑定時間内に執り行うことができます。担当する霊能者にもよりますが、一般的には数分から十分前後の短い時間で電話越しに祈祷を済ませることができるようです。

一方、現実的に考えて成就が難しい祈祷はそれなりの準備と時間が必要になるため、電話占いの鑑定時間内に術自体を執り行うことは絶対に不可能です。そうした場合は、術者の側が相談者から祈願内容を預かる形でいったん鑑定を終了して、後日あらためて入念な祈祷が施されます。良心的な先生であれば、その際「何月何日に祈祷をいたします」と明言してくれますし、術の効果がいつ頃現れてくるのかについてもその正確な時期を教えてくれることでしょう。逆にそうしたことをはっきり言わない術者はあまり信用できないので、あらためて別の霊能者の鑑定を受け直した方が賢明です。

祈祷術・呪術の守備範囲

電話占いにおいては、祈祷術や呪術は恋愛や結婚、人間関係の悩みの解消のために用いられることが最も多く、相思相愛、片想い成就、良縁成就、復縁(復活愛)成就、縁結び、縁切りなど、相談者の要望に合わせて最適な術を施してもらえます。またそうした悩みの他にも、仕事やプライベートでの運気の上昇、いわゆる開運成就や不運からの脱却、厄除け、心願成就、合格祈願、金運上昇など、およそ人が思いつく限りのほとんどの願望成就をサポートしてもらうことができるでしょう。その詳細については、各電話占い会社のHPなどに記されているメニュー項目などを参考にしてください。